認定NPO法人REALs(リアルズ:旧日本紛争予防センター)は争いを予防し、人と人が共存できる社会をつくる国際NGO。ご寄付は寄付金控除の対象になります。
国籍、民族、宗教、立場、ジェンダー、価値観などの違いが争いや暴力を生まないよう、社会ごとに分断を乗り越える要素を見極め、当事者自らが共存するための選択肢を選び取り実践できるよう支援します。共存への意志が外部から押し付けられるのではなく、社会の内から自発的に生まれるよう配慮し、技術移転を通じて活動が持続するしくみをつくります。
対応するSDGsの目標
1.「人」を変える
2.「しくみ」を変える
3.「社会」を変える
国境も越え広がる「子どもたちに平和な社会を」という願い
1990年代にバルカン地域で起こった内戦は民族同士の激しい虐殺に発展し、和平が訪れてからも地域に深い傷を残しました。「民族ごとに住む地域、学校、教育カリキュラムも分かれ、緊張感が高まると民族間の殺傷事件もまだ発生する。戦争を経験していない子どもたちも、異なる民族に対する偏見や差別を持ちはじめている。再び民族対立が起こらない未来を子どもたちに残したい。」 REALsはセルビアとマケドニアの複数の小学校から相談を受け、3年かけて活動を実施しました。
この活動の成果
マケドニア・スツルガ市役所職員ジュパンさんの談話
正直に告白する。REALsによる和解共存プロジェクトが始まると聞いたとき『成功する確立はゼロに近い。数ヶ月後には撤退するだろう』と考えていた。この地域で過去に欧米の団体が和解プロジェクトを何度か実施したけど、いずれも成功せず撤退していったからだ。でもREALsの取り組みは撤退するどころか、REALsが活動を現地に引き渡してからも4つの小学校で継続されている。さらに、新たに9つの分校でも和解のための清掃活動やワークショップが開始された。子どもたちも指導する教師たちも、活動前はマケドニア人、アルバニア人、その他の少数民族のグループに分かれていたが、活動を通して、会話が生まれ、笑いが生まれ、一体感が生まれ、スツルガ市には1年前とは比較できないほどの和解が生まれた。これは、REALsの職員が目の前にいるから誇張しているのではないことを信じて欲しい。多民族社会であるマケドニア、とくにスツルガ市でこの和解活動が継続していることは、ヨーロッパだけでなく世界に誇るべきことだ。
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