認定NPO法人REALs(リアルズ:旧日本紛争予防センター)は争いを予防し、人と人が共存できる社会をつくる国際NGO。ご寄付は寄付金控除の対象になります。
REALsは全ての事業においてジェンダーの視点を取り入れています。争いや抑圧により困難な状況にある女性、性とジェンダーに基づく暴力(SGBV)の影響を受ける人々やサバイバーに必要な支援を届けます。また、「女性=被害者」とするのではなく、男性・女性問わずジェンダー課題の解決や平和活動の実務的な担い手として力を発揮できるよう、現地の状況に応じたエンパワーメントを行います。
対応するSDGsの目標
1.「人」を変える
2.「しくみ」を変える
3.「社会」を変える
REALsは、世界各地で下記をはじめとするジェンダーの取り組みを行っています。
この活動の成果
ケニア沿岸部に住むハスナ(16)のケース
ハスナはケニア沿岸部に住む16歳の高校生で、貧しい家庭の5人兄弟の長女です。REALsのコミュニティーワーカーは、ハスナに初めて会ったときに「彼女には早急な支援が必要では」とピンときました。ハスナは成績優秀にも関わらず突然退学しようとしていました。女子もテロ組織に勧誘されやすいことを REALsの研修を通じて把握していたコミュニティーワーカーは、ハスナの希望を受けてカウンセリングを始めました。すると「勉強を続けても女性が就職できる保証はない。裕福な男性と結婚した方が貧しい家計を助け、幼い兄弟たちも幸せになる」という誘いを受けていたことが分かりました。そうして貧しく若い女性を騙して戦闘員と結婚させ、強制的に武装勢力に取り込む事例が増加しているのです。 ハスナの両親にも会ったところ、父親が「女子が教育を受ける必要はない」との考えを持っており、ハスナが両親に悩みを相談しにくい環境にいたことも分かりました。REALsは家族カウンセリングを行うとともに、コミュニティーワーカー自身のように女性でも活躍する道があることも丁寧に説明するセッションを重ねました。徐々に両親の気持ちも変わり、REALsの紹介で州政府に相談に行った結果、成績優秀だったため卒業までの学費全額が奨学金給付されることが決まりました。その後、ハスナの母親もREALsが行う生計向上の活動に参加するようになり、娘とともに新たな生き方を歩みだしています。
女性に対する暴力撤廃の国際デーから人権の日までの16days:女性を平和の担い手に
南スーダン
11月25日は女性に対する暴力撤廃の国際デー:ジェンダーに根差した暴力とは?
シリア
命をつなぐ支援|9,000人以上に届けた現金支援(アフガニスタン)
アフガニスタン