アフガニスタン

認定NPO法人REALs(リアルズ:旧日本紛争予防センター)は争いを予防し、人と人が共存できる社会をつくる国際NGO。ご寄付は寄付金控除の対象になります。

アフガニスタン

アフガニスタンの概要・課題

アフガニスタンでは、2021年8月に首都カブールが陥落して以降、旧政府関係者、女性活動家、援助関係者、アーティストなどに対する脅迫、拉致、暴力、殺害などが発生しており、多くの人々が命の危険にさらされながら長期間におよぶ潜伏生活を送っています。アフガン人の国外退避や難民として受け入れの支援をしている国や支援団体もありますが、今も逃げ場を失い絶望的な状況に置かれている人々が数多くいます。
また、アフガニスタンでは現在、資産凍結、失業者と給与未払いの急増、干ばつなどの影響を受け深刻な食料危機が発生しています。2022年3月までに国民の半数以上にあたる2,200万人以上が、危機的な食料不足に直面するといわれています。また、生き延びる食料を得るための児童婚などの増加も確認されています。先の見えないアフガニスタンの状況を踏まえ、さらに食料の入手が困難になることも懸念されています。

外務省ホームページから引用

REALsの取り組み

  • 国外退避支援(緊急支援)

    REALsは、命の危険にある人々の国外退避を行っています。世界各国の政府や有志と連携し、退避を必要とする一人ひとりと密接な連絡を取りながら安全な国にたどり着けるよう支援しています。

  • 食料・生活支援(緊急支援)

    REALsはアフガニスタンの深刻な食料危機を受け、食料・生活物資の配布支援を行っています。対象は、女性世帯、子どもを多く抱えている世帯、障碍者・高齢者が世帯主であるなど、特に脆弱性が高く命の危機に陥っている世帯です。
    アフガニスタンの社会経済が一定の落ち着きを取り戻すまでの間、緊急的に命と生活をつなぐことを目的としています。

  • 保護支援(緊急支援)

    REALsは、脅威にさらされる人々が命を守りながら過ごせるよう、シェルター支援、医療、生活支援、通信支援などを行っています。

過去の活動はこちら

緊急支援のお願い

REALsでは現在、アフガニスタン緊急支援(退避・保護、食料・生活)に使途を指定したご寄付を募集しております。
いただいたご支援は、いま危機にさらされているアフガニスタンの人たちの命を守るために活用させて頂きます。

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支援を受けた人の声

活動家/ジャーナリスト(女性)

学生の頃からラジオ局のマネージャーとして、地元メディアで女性の権利のために活動してきました。アフガニスタン危機の前から脅迫・拉致・暴力・自宅への襲撃に遭い、命の危険に晒されていました。4カ月の潜伏生活を経て2021年12月にREALsの支援を受けて国外に退避しました。私たち女性がアフガニスタンで20年かけて築いてきたものが一瞬にして崩れ去り、この先自分や家族がどうなっていくのか不安で毎日怯えて過ごしていました。しかし、このまま声を上げずにいたら本当に女性たちの存在が消されてしまうという思いで、今も女子教育のためのキャンペーンを続けています。
・・・世界中のさまざまな機関や個人に助けを求めて連絡をしましたが、それに応えてくれたのはルミコ(注:REALs理事長、瀬谷ルミ子)だけでした。

人権活動家(女性)と現地NGO職員(男性)の家族

妻がアフガニスタンで著名な女性活動家だったため、数年前から何度も殺害予告や脅迫状を受け取っていました。アフガニスタン政府の崩壊により、怯える子どもとともに潜伏生活を送ったのち、2021年11月、REALsの支援を受けて家族5人でのドイツへの退避が実現しました。 これからも、たったひと家族でも、皆さんの支援で助けてもらえるなら、それ自体素晴らしいことです。命の危険にある人は退避の助けを必要としています。ひと家族だけでも救えるなら、アフガニスタンの人々にとって本当に貴重な支援となります(退避直後のインタビュー動画から抜粋。動画全編はこちら )。

元政府高官(男性)

政府高官として外国軍とも協力する立場だったこともあり、命の危険にさらされていました。自分は殺されても子どもたちと妻だけは救いたいという思いでいましたが、出国するすべがないないなか、受け入れ国の査証が切れる期限の直前にREALsから支援を受けることができました。REALsによる退避支援で、2021年末に家族11人全員でのオーストラリアへの退避が実現しました。アフガニスタンを無事出国し、退避先に到着した時は、「本当にオーストラリアにいるのか」と、家族みんながまだ現実だと信じることができませんでした。家族の命を背負う重圧と絶望を抱えた自分に寄り添い、退避に導いてくれたREALsに感謝します。(インタビュー全文はこちら)。

活動レポート

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