はじめての方へ
認定NPO法人REALs（リアルズ：旧日本紛争予防センター）は争いを予防し、人と人が共存できる社会をつくる国際NGO。ご寄付は寄付金控除の対象になります。
はじめての方へ
争いを防ぎ、
人と人が共存できる社会に。
はじめまして、「争い予防」に取り組むREALs（リアルズ）です。人の心身や生活を破壊し、時には命まで奪う「争い」。その種類は紛争やテロ、あらゆる違いを種にした対立や、ジェンダーに根差した暴力など多岐に渡ります。すべて、一度起こってしまうと簡単には拭いがたい影響を人や社会に残します。だからこそ、REALsは争いを“未然に”防ぐことが重要だと考えています。1999年の創設以来、REALsは中東・アフリカ・アジアの16か国で、現地の人たちとともに争い予防の活動に取り組んできました。
国内避難民の女性と話すREALs現地スタッフ（南スーダン）
VISION
私たちが実現したい社会
「紛争・テロ・社会的な暴力」を
防ぎ、乗り越え、共存できる社会
武力や暴力を伴う「紛争」、自らの価値観や意見を暴力的に認知させる「テロ」、紛争やテロに伴って起こる人権の抑圧などの「社会的な暴力」。
私たちは、これらを持続的に予防し、改善することで、人と人が「価値観、宗教、民族、国籍、ジェンダー」といった違いを認め、共存できる社会をめざします。
MISSION
私たちの使命
争いの当事者とともに、問題解決への
リアルな選択肢をつくり、実行する
紛争・テロ・社会的な暴力の当事者(被害者・加害者・間接的に関与している人)とともに、問題の予防・改善・解決に向けて、最適な人材・スキル・物資・情報・資金を見極め、現実的で実行可能な選択肢をつくりだす。
ただし、私たちが介入することで、さらなる争いや搾取、自立の芽を摘むなどの「負の影響」を生まないよう徹底する。
紛争やテロ、人や社会に存在するさまざまな「争い」
紛争やテロ、それらに伴って起こる人権の抑圧、違いを種にした集団間での対立やジェンダーに根差した暴力、また目に見える暴力を伴わないものまで、「争い」は多岐に渡ります。そのひとつひとつに勃発にいたる原因や背景があり、予兆があります。それらを見極め、予防のために適切な対応を取ることが、人や社会に存在するさまざまな「争い」に対して必要とされています。
争い予防で、「３つのコスト」を防ぐ
争いが勃発した後の支援には、３つのコストがかかります。金銭的コスト、時間的コスト、そして一番重要なのが命のコストです。争いによって命を落とした人々は、どれだけ復興が進んでも取り戻すことができません。だからこそREALsは、争いが起きる前に「予防する」ことにフォーカスした活動を行っています。
争いを“未然に”防ぐ活動の成果は、なかなか目に見えづらいものでもあります。しかしその成果は、失われなかった命や安全な生活として、人や社会に残り続けるものです。
争いの当事者になった人たちに、問題解決の「選択肢」を。
「いま目の前にある争いをどうにかしたい」「起こりそうな争いを防ぎたい」争いの渦中にいる人たちがそう思っても、紛争地では、多くの場合選択肢は非常に限られています。REALsは、争いの当事者になった人たちが自分たちで問題を解決していくための「選択肢」を持てるように、現地の力を育てることを重視して活動しています。
社会を変えるために、
まずはひとりひとりを変えていく。
争い予防の意欲と手段を持つ人がいる。その意欲や手段を活かせるしくみがある。
そうして解決される問題が増えていくほど、「自分たちの力で社会は変えられる」という意識と行動が広がり、争いを防げる社会に変わっていきます。その変化は社会に根付き、一時的なものではありません。
だからこそREALsは「人を変え、しくみを変え、社会を変える」アプローチを大切にしています。
REALsの5つの専門領域
争い予防のために、REALsは以下5つの専門領域を発展させてきました。
2022年の成果の一部
争い予防
紛争やテロ、人権の抑圧などの社会的な暴力をはじめとする、ひとつひとつの争いについて、現地でいち早く予兆や原因に気付き、適切に対応できる人材を育てます。警察や行政も巻き込んだ地域での連携のしくみづくりも併せて行い、争いを防げる社会を実現します。
共存
民族や宗教、ジェンダー、社会的な立場などの違いが争いや暴力を生まないように。対立ではなく協力による問題解決の場を作ることで、当事者同士が共存の選択肢に気付き、実践していけるよう支援します。
心のケア
争いや暴力などに遭った人、誰かを傷つける側に回ってしまった人、社会での孤立や生きづらさを感じる人などに、立ち直る拠りどころとなる心のケアを行います。
ジェンダー
性やジェンダーに根差した暴力を予防するための知識を広め、サバイバーには必要な支援を届けます。多様なジェンダーが争い予防に参加し力を発揮できるよう、人材育成や能力強化に取り組んでいます。
緊急支援
災害や人道危機が起こったとき、食料や水・衛生、生活物資、ライフラインの確保など、緊急で必要とされる支援を届けます。
REALsの活動地
REALsはいま、中東・アフリカの6か国で活動しています。REALsは支援のニーズが山積みな一方、その担い手が不足している地域や分野を優先して活動フィールドに選んでいます。
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パレスチナ・ガザ
- 食料支援
- 市民団体・女性団体・若者団体の能力強化とネットワークの構築
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南スーダン
- 争い予防と心のケアの人材育成
- 協働清掃作業による共存促進
- 水・衛生課題の改善
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ケニア
- 若者のテロ・暴力的過激化予防
- 暴力的過激化に関する調査・分析
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ソマリア
- 民族・集団間での共存促進
- テロ予防
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アフガニスタン
- 国外退避・保護支援
- 食料配布支援
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シリア
- ジェンダーに根差した暴力の予防・啓発
- 避難民の心のケア
- 食料配布支援
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トルコ
- シリア難民への個別支援（法律相談、通訳支援、心のケアなど）
- シリア難民とトルコ人の共存促進
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上記以外の地域でも活動しています。
争いを予防できる社会へ、
できることがたくさんあります。
人の心身や生活を破壊し、時には命まで奪うような「争い」を予防できる社会。REALsは活動を積み重ねて、一日でも早く実現したいと思っています。そのためにできることはたくさんあります。あなたの思いを行動に変えて、REALsとともに「争い予防」をはじめませんか？
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知る・広めることが争いを防ぐ第一歩
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