山田 純さん(2024年4月~11月)
インターンに応募したきっかけ
将来はアフリカ地域における難民の定住支援・社会統合支援の分野で働きたいと考えています。大学での勉強と1年間のアフリカ留学を経て、難民支援・平和構築に関する実務的な視点を養いたいと思い、応募させて頂きました。
インターン業務の内容
大まかに3つの支援事業に関わる事業計画書・報告書の作成に関わりました。具体的には、事業計画書や予算設計書の英訳、データ整理と入力、契約書の見直し等を行いました。
楽しかった・やりがいを感じた瞬間は?
これまで申請に関わってきた事業の成果が広報物として公開されたのを見たとき、やりがいを感じました。日本で関わった支援事業が実際に南スーダンの受益者に届いていることを実感することができました。
逆に大変だったことは?
開発・人道支援の実務に関わる初めての経験であったため、助成金申請や事業の流れについて一から学ばなければならなかったことです。特に、申請書等の文書作成にあたって特殊な用語や表現があり、最初は戸惑いもありましたが、職員の方々より丁寧にアドバイスを頂けたので、やりきることができました。
インターンを通して変わったこと
まず、国際協力に関する実務の知識が深まった点です。大学で紛争や難民など問題の特定や分析の方法を学んだとするならば、インターンではそのような問題に具体的に取り組む方法を学びました。特に事業実施の根幹にあたる資金調達の方法を知れたのは貴重な学びであったと思います。
REALsへのメッセージ
REALsでは、パワフルで情熱的な職員の方々が多く働いており、最初は自分がそのペースについていけるか不安でした。しかし、皆さんが辛抱強く指導やアドバイスをしてくださったおかげで、無事に乗り越えることができたと感じています。また、シリアやアフガニスタン、トルコなどの事業地を担当されている職員との交流を通じて、地域的な関心がさらに広がり、視野も広がったと思います。本当にありがとうございました。
REALsでインターンを考えている方へメッセージ
紛争、ジェンダー、難民、貧困など、世界の課題に関心があっても、どのように関わればよいか分からない方もいらっしゃるかと思います。私自身もその一人でした。しかし、ここでは、実際にそれらの課題にどう取り組むか=どのように関係者を巻き込み、資金を調達し、事業を実施するかを学べる貴重な機会を得ることができました。少しでも関心がある方には、ぜひ挑戦してみることをお勧めします!
最後に一言!
アフリカでは別れ際に "We are togather"と言います。インターンを通して事業地の方々や職員の方とは、これからも何かの縁でつながっていけるのではと思います。インターンで学んだことを、将来の研究や実務の場でつないでいこうと思います!