水上英一さん(2023年4月〜10月)
インターンに応募したきっかけ
主に3つの理由で応募しました。
- 大学院でアフリカの紛争解決・平和構築について研究していく中で、学術のみでなく業務として「紛争予防」に携わりたかった。
- 大学院で国連の支援事業に焦点を当てていたので、REALsがコミュニティベースの支援事業を展開し、「紛争予防」を軸にどのような支援を展開しているかが知りたかった。
- 大学1年生の時に瀬谷さんの書籍に出会い「武装解除」「平和構築」「紛争予防」という分野に興味を持ったことがきっかけで、REALsでインターンを経験したかった。
インターン業務の内容
事業インターンはアフリカチーム、中東チームに分かれており、対象国の支援事業実施に当たり文書作成や会議参加といった業務サポートを行いました。
楽しかった・やりがいを感じた瞬間は?
これまで、アフリカの研究をしていたため、治安情報の収集ではトルコ、シリア、アフガニスタンの情勢や貧困世帯、気候変動、人道危機について学ぶことができ楽しかったです。さらに、自分が収集した治安情報が月報に反映され、現地での支援に貢献できたことにやりがいを感じました。
逆に大変だったことは?
国家ではなくコミュニティをベースとした支援事業でしたので、対象地域の治安情報収集において公的リソースが限られてしまいます。特に、政情が不安定であるアフガニスタンの場合、メディアで報道されるニュースの信ぴょう性が高くないため、複数のメディアからより正確な情報を収集することに苦労しました。
また、各業務に期限があり治安情報収集などは期限内に業務を終わるかが不安でした。しかし、職員の皆さんがサポートしてくださったおかげで期限内に業務を終わらせることができました。
インターンを通して変わったこと
主に3つございます。
- これまで、大学院では国連による各国への支援事業について学んでおりましたが、NGOによるコミュニティをベースとした支援事業について初めて学ばせていただき、自分が現在取り組んでいる紛争解決研究の参考になりました。
- 日本の多くのNGOが支援事業を実施するにあたり事業審査分科会でJPFや外務省といったドナーの方から批評をいただくなどのの厳正な審査があることを知り、支援事業における緊密な連携の必要性について学ばせていただきました。
- 大学院にシリア人留学生がおり、宗教的紛争やテロリズムについて深く語り合う機会が持てました。その際に、REALsの治安情報収集や事業計画書作成で学んだ知識が生かされ、今後の平和構築についてより深く考察するきっかけとなりました。
REALsへのメッセージ
最初は業務で分からないことだらけでしたが、職員の皆さんがわかりやすく手順を教えてくださったおかげで無事に乗り越えることができました。また、月に一度のインターン業務会議では、アイスブレイク企画を通して皆さんと親睦を深めることができ、さらに働きやすくなりました。丁度就職活動の時期でしたので、ときどき将来の進路についても相談に乗っていただき本当に助かりました。ありがとうございました!
REALsでインターンを考えている方へメッセージ
国際協力を目指されている方、また平和学を専攻されている方にピッタリなインターンシップだと思います!「平和構築」と「紛争予防」を軸として支援事業に携われるのは貴重な機会で、必ず今後の研究やキャリアに生きると思います!職員の皆さんはとても親切なので、今後の進路についても気軽に相談できますので、ぜひインターンに応募してみてください!
最後に一言!
半年間インターンとして業務に携わらせていたただき誠にありがとうございました!REALsで学ばせていただいたことは今後の平和構築の研究・キャリアで活かして参ります!