後藤結理さん(2022年6月~2022年12月)

認定NPO法人REALs(リアルズ:旧日本紛争予防センター)は争いを予防し、人と人が共存できる社会をつくる国際NGO。ご寄付は寄付金控除の対象になります。

インターン体験記

後藤結理さん(2022年6月~2022年12月)

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インターンに応募したきっかけ

国際支援には高校性の時から関心がありましたが、実務を経験したことが無く、またNGOの組織についても知識がありませんでした。今後のキャリアについて考える中で、NGOの組織を幅広く見ることのできる総務的な仕事を経験してみたいと考えていたところ、たまたまREALsの広報インターンの募集がかかっていたので、応募しました。ちなみに、REALsのことは理事長の瀬谷さんについて調べる中で知り、兼ねてから興味のある団体でした。 

インターン業務の内容

インターンでは主に、支援者対応、広報制作物作成、SNS運用、イベント企画運営を行いました。支援者対応では、ご支援をいただいている方々に対して、お礼メールの作成や報告書の送付などを行いました。広報制作物作成では、メルマガやプレスリリースに使用する文面を作成しました。SNS運用では、TwitterやFacebook、Instagramの運用を行いました。イベントの企画では、11月末に行われたイベントを、事業担当職員さんや広報チームと一緒に企画しました。イベント当日は司会進行も務めました。 

また、私のインターン期間中は、夏のキャンペーン、アフガニスタンのクラウドファンディング、冬のキャンペーンと様々な取り組みに関わることができ、その中で時期に合わせたイベント準備やキャンペーン用のSNS投稿や広報制作物作成など、盛りだくさんな業務に携わることができました。とても幸運だったと感じています。 

楽しかった・やりがいを感じた瞬間は?

支援者対応では、ご支援をいただく際に心温まる応援メッセージを支援者の方が書いてくださることがあり、そのメッセージにいつも励まされていました。また、支援者の位置づけに関し、「支援者はREALsのお客様ではなく一緒に活動を進める仲間だ」という考え方を職員さんから教わり、その考え方を支援者に対する言葉遣いにも生かすことが大切だと学びました。

SNS運用では、Instagramの職員インタビューを始めました。REALs内部の職員さんたちに声をかけてインタビューを行いましたが、運用自体は初めてだったこともありあまり思うように閲覧数が伸びないなど、苦心する場面もありました。しかし、投稿を見て「職員同士の理解が深まった」とお声がけいただくことが有り、内部のコミュニケーション活性化ができたのだとやりがいを感じました。

イベントは、REALsの「ジェンダーに根差した暴力」に関する事業内容を紹介するもので、インターン生である私が職員に質問しながら進めていく形式をとりました。イベント企画の準備段階で資料を読んだり事業担当職員さんと打ち合わせしたりする中で、それまで広報業務で知り得なかった深い事業内容を知ることができました。当日は30名強の支援者の方々から開催形式や内容についてご好評いただき、達成感を感じました。

番外編ですが、広報職員さんとの日々のやり取りがとても印象に残っています。広報職員さんとはチャット等を使ったコミュニケーションを日々行い、そのうえで制作物に対して毎回多くのコメントをいただきました。「この文章良いですね🌸」などのほっこりする励ましのコメントもたくさんありました。オンラインで顔の見えない中でのお仕事が中心でしたが、そういったコミュニケーションの取り方だと圧を感じずに仕事ができるだと、学ばせていただきました。 

 

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逆に大変だったことは?

前述のようにInstagramの運用には苦心する期間が長かったように感じます。 また、通常業務とは別に行った、動画編集も骨の折れる作業の連続でした。私にとって編集作業が初めてだったこともあり、想定の倍以上の時間がかかってしまいました。今後動画編集のノウハウが蓄積されていき、動画を通した広報にも注力することで、広報の幅が広がっていったらいいな、と感じます。 

インターンを通して変わったこと

まず、国際NGOの組織や働き方に関する理解が深まりました。もともと、NGOに関する情報源は本や諸団体のSNS等で、具体的な働き方についてはあまり想像できていませんでした。実際に現場の一端で働くことを通して、NGO職員のリアルな働き方を間近で見ることができました。また、一つ一つのプロジェクトのスパンやお金の動き方など、普段はあまり具体的に知り得ない情報も職員さんから聞くことができました。

また、個人的なことですが、インターンを通して、他人に声をかけるのに怖気づかなくなりました。もともと引っ込み思案なところがありましたが、Instagram職員インタビューやイベントの企画を任せていただいたことで、否応なく職員さんたちに自分から声を掛けに行く環境を作っていただきました。人との積極的なかかわり方を学ぶ貴重な機会でした。 

 

REALsへのメッセージ

職員の皆さん、半年間大変お世話になりました。 REALsで働かれている職員さんやインターン生は皆さん、親切でなんでも優しく教えてくれる方々ばかりでした。また、一学生の私にも、企画を褒めてくださったり、対面の時には声をかけてくださったり、職員皆さんが働きやすい環境をつくってくださっていたんだなと、しみじみと思います。 ありがとうございました! 

 

REALsでインターンを考えている方へメッセージ

国際NGO職員を進路として考えている学生のみなさん、ぜひ一度現場を体験してみてください!私は大学院生という立場で参加しましたが、もう少し早くインターンをしていればと思うことも何度もありました。ですから、なるべく早めがお勧めです! 

 

最後に一言!

政治の大きな力で分断が起きているこの時代だからこそ、「人を変える」ことに主眼を置く草の根的なREALsの活動には、大変意義があると考えています。REALsの活動に共感する学生さんはぜひ、インターンに参加してみてくださいね! 

 

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