野曽原 拓也 さん(2022年5月~2022年9月)
インターンに応募したきっかけ
前職の退職後から9月からの英国大学院進学までの間、経験を積むためにインターンに参加しました。さらに具体的には、次の三つの理由があります。
一つ目は、事業インターンの業務内容が現地に直接貢献できる内容であり、ここでの経験が将来国際協力分野で仕事をする際に活かせそうだと考えたこと。二つ目に、REALsの活動地域が主に紛争地であり、人道支援のニーズが高い地域の協力に携わりたいと思ったこと。そして三つ目に、NGOの支援の届く仕組みについて仕事を通じて体験し、理解したいと考えたことです。
インターン業務の内容
事業インターンの仕事は、事業担当職員の業務のサポートがメインになります。アフリカ担当チーム、中東担当チームに分かれて幅広い業務内容を経験しました。
私は、主にアフリカ担当チームに所属しており、南スーダン地域新規事業の立ち上げに係る文書の作成やリサーチ、現行事業の報告書作成、会計確認業務、文書の英訳・和訳、データ管理などを担当させていただきました。他にも、現地スタッフとのメールでの連絡やケニアや南スーダンのスタッフの勤怠管理なども経験することができました。
楽しかった・やりがいを感じた瞬間は?
作成した成果物がREALsの活動や現地の人々に貢献したことです。例えば、アフガニスタン緊急食料支援を実施後、現地から届いた声を和訳する作業を担当させていただきました。現地の状況を少しでも理解することができた上、その声が多くの人に読まれるのだと思うと、やりがいを感じることができました。
逆に大変だったことは?
新規事業のリサーチ業務で、インターネット上に簡単に出てこない地域の情報をまとめるときは苦労しました。信頼できるソースにあたること、様々な角度から情報を探し出すことを意識して取り組みました。
インターンを通して変わったこと
まず、NGOの活動が単体で行うのではなく、様々な関係機関とのパートナーシップによって成り立っていることを知り、支援活動に対する考えが変わりました。ドナーや現地提携団体等との関係性を大切にすることは、事業を運営していく上で欠かせないものであると学びました。
次に、申請書や報告書の作成をする上で、客観的なデータを提示することの大切さを学びました。常に事実なのか自分の思い込みなのかを分けて考え、誰が読んでも納得、理解できる文章作成をするように意識しています。
そして、事業地の様子には常に気を配り、日々現地のニュースをチェックしたり、紛争が起きた背景なども細かく調べたりするようになりました。
REALsへのメッセージ
職員の皆様、インターンの皆様、大変お世話になりました。ここでインターンをさせていただいた経験は、非常に貴重なものとなりました。温かいチームで働くことができて、皆様には大変感謝しております。また、どこかで皆様やREALsと関わる機会をもつことができましたら幸いです。
REALsでインターンを考えている方へメッセージ
学生の方は勿論のこと、社会人の方にもおすすめします。私自身、社会人経験を積んだ上での参加でしたが、業務をこなすだけでなく、職員の皆様がインターン生の学びになるように活動地や事業内容などの説明を丁寧にしてくださるので、たくさんの学びがあって充実感をもつことができました。
最後に一言!
REALsで素敵な方々にお会いすることができて、経験を積むことができて心から良かったと思っています。関わっていただいた皆様、ありがとうございました。