増田 颯人 さん(2021年10月～2022年4月)

理事長である瀬谷さんの著書を読み、自分の専門である農学から平和構築・紛争解決の分野に進むことを決めました。将来、同分野で働く際の知識や経験を得ることのほか、NPOが行うプロジェクトの詳細（範囲、対象、資金等）を学びたく思い、REALsでのインターンを決めました。

各プロジェクトの文書翻訳、治安情報・政治情報のリサーチのほか、現地で使用した資金の証憑チェック、その他Officeを使用した表作成など幅広く業務を担当しました。

現地からのサクセスストーリーや裨益者のビデオメッセージを見ることで、自分がそのプロジェクトに少しでも関わることができているという実感を得られたことがやりがいを感じた瞬間です。また、自分の行う業務が少しでもスタッフの方々の手助けになり、それが支援を受ける人のもとに届けられるという仕組みそのものに、直接に携われたことに満足感を感じました。

Officeの使用経験が少なく、特にExcelの表作成について最後まで学ぶことが多かったと思います。また、日本語から英語の文書翻訳も慣れていない作業であったため苦労した点もありました。しかし、どちらもスタッフの方からフィードバックをいただけるので成長をする日々でした。

世界の現状に、より目を向けられるようになりました。支援が不足している地域で活動を行うという理念を掲げるREALsで働くことで普段はメディアで取り上げられるような視線の集まる紛争にしか注目をしていなかった自分が、REALsの事業地はもちろん、一般には忘れかけられている、未だ解決していない紛争にもフォーカスを当てられるようになりました。

半年間本当にお世話になりました！この分野では全くの素人であったため業務を理解できるか不安でしたが、スタッフの方々の丁寧な業務説明や定期的なミーティング、いつでも質問できる体制のおかげで問題なく業務に取り掛かることができました。また今回インターンとしてNPOの業務に携わることを通して平和構築・紛争予防についての知識を深めることができたことも、自分のキャリアにおいてプラスの役割を果たすと思います。半年間たくさんの知識・経験を吸収させていただき、本当にありがとうございました。今後とも同分野で仕事をしていきたいと思っていますので、どこかでお会いしたときはよろしくお願いします！

私は大学を卒業後に農業の専門としてJICA海外協力隊に2年間参加した後、社会人としてこのインターンシップに参加しました。最初は「果たして専門外の私が業務についていけるのか」と不安でしたが、半年間で他のインターン生とともにこの分野について学ぶ、多くの機会を得ることができました。NPOという少し特殊な業界で働くのは初めての体験でしたが、インターンに参加したのがREALsで本当に良かったと思います。

このインターンを新しいキャリアでのファーストステップとして精進していきます。ありがとうございました！