伊藤 洋志さん(2018年9月-2019年2月)
応募理由
JCCPへの応募を決めたのには、2つ理由があります。
1つ目に、青年海外協力隊のコミュニティ開発としてモザンビークで活動を行い、国際協力・開発の一端を垣間見れたことで、緊急援助や復興期における取り組みについても学んでみたいと思い、援助や開発の関連業界で、幅広い分野での知見を広めたいと思ったからです。2つ目に、NGO・NPOの現場とは一体どういったものなのか、どのように運営されているのか、が知りたかったからです。個人的にですが、開発現場で大切な役割今後さらに担っていくであろうNGO・NPOの実態を知りたいと思っていたからです。モザンビークからの帰国前に、そういったことの学べる組織を探していて、JCCPがその希望に近いことが学べると思い、応募しました
インターンの仕事
インターンの業務については、広報業務を中心に、支援者管理などを行いました。広報業務については、ウェブサイトの更新、一部のポスターなどの制作、SNSの更新など幅広い業務を行い、広告制作会社での経験を活かしながら、広報担当職員さんのアシスタントとして業務を行いました。これまでの経験が役に立った部分もありますが、一方で、広報する側として、組織の打ち出し方、マナーなど学ぶことも多くありました。支援者管理では、支援者様とのやりとりや日々のシステム管理など、これまで経験したことのないことが多かったです。また、その他のインターン同士での会議でも、インターン業務の分担から改善、新たなアクションの提言など各々のインターンが自分の意見を持って行なっていたので、一体感を感じることができました。
インターンを通して学んだこと
まず、紛争予防・平和構築の分野での専門的な取り組みなどを知ることができ、実際の現場の雰囲気から日々の進捗などインターンとして、職員と一緒に業務にあたることで肌で感じることができました。また、日本のNGOの仕組み、組織の運営方法、流れなどを学べたことは良い経験になりました。民間、青年海外協力隊とは、また異なる構造で、どのようにNGOが運営されているのかを日々の業務や外部の会議に参加することで知ることができました。そのほかに、NGOで働く人々の考え方、また、平和構築を目指していく有望な学生と接することで、新たな気づきを得られたように感じます。
JCCPでのインターンを考えている方へ
私は、社会人経験を経て、協力隊に参加した後、JCCPのインターンに参加しました。やはり、周りのインターンは、私よりも若い人々が多く、最初は、気後れした部分もありますが、個人的には、NGOという組織について学ぶことができ、良い経験ができたと思います。確かに、賃金を得られないことやインターンとしてできる業務は限られていることはありますが、一方で、企業の忙しい日々ではできない時間の使い方ができたことは良かったと思っています。期間中はインターン業務とあわせて自己学習、自己投資にあてることができたり、NGOの現場を知る、様々なバックボーンを持つ人々と接する機会を持ったり、未経験の業務を進めたりとインターンだからこそできる経験もあったと思います。社会人経験のない学生にとっても業務や社会人経験を積めることもありますが、社会人経験のある方でも、学べることは多いのではないかと思います。賃金をもらって働くということも大切ですが、次へのステップへのギャップ期間、NGO就職への足がけにしたりなど、タイミングが合うようでしたら、是非とも参加してみてはいかがでしょうか。社会人経験を活かして組織に貢献することもできるでしょうし、学ぶことも多くあると思います。