中村 知恵さん(2016年)
応募理由
私は大学で国際関係を専攻し、その中でも平和構築に強い関心を持っています。勉強を進めていく中で、机上の勉強だけではなく、平和構築・紛争予防活動が実際にどのように行われているかを知りたいと思い、インターンシップへの応募を決意しました。また、JCCPが女性や子どもの支援に力を入れている点が私の興味・関心と一致していたことも、応募を後押ししました。
インターンの仕事
インターンとして携わった仕事は、広報作業からボランティア管理、外部対応、イベント運営等まで多岐に渡ります。広報活動では、JCCPが年3回発行するニュースレターの作成、月に一度配信するメルマガの記事作成、FacebookやTwitter等のSNS運用を担当しました。デザインソフトを使用するのは初めてでしたが、ニュースレターの作成を通じて、今ではかなり使いこなせるようになりました。また、メルマガやSNS用の記事を執筆する際には、どのようにすれば読み手の方にJCCPの活動に興味を持っていただけるかを考え、事業の成果や意義等を意識しながら執筆しました。
ボランティア管理では、大学生の方から社会人の方まで様々なボランティアさんとの対応を行いました。外部対応では、学校や企業・団体からご依頼頂く取材や講演などの調整を行いました。
インターン期間最後の2ヶ月は、クラウドファンディングの補佐と、それに関連して12月に行われたイベント準備を中心に行いました。イベント準備に関しては、ボランティア募集から事業パネルの作成、展示写真の選定などを担当しました。イベント企画に一から携わるのは初めてだったので、運営の難しさを実感しましたが、終了後は大きな達成感につつまれました。
インターンを通して学んだこと
JCCPでの日々の業務を通して、知識・実務の両面で多くを学びました。6ヶ月間のインターンを通して、インターン開始当初に想定していたよりも、はるかに多くのことを学び、吸収できたと感じています。
知識面での一番の収穫は、紛争予防事業がどのように立案され、資金を調達し、進行していくのかについて具体的に学ぶことができた点です。内部研修を通して平和構築・紛争予防に関する基礎知識を得ることができ、毎週海外事業の定例会議への参加を通して海外事業の進捗やドナーとの繋がりを把握することができました。また、広報用の文章を作成する際に事業書や現地からのレポートを読むことで、現地事業への評価や裨益者の様子を東京にいながら知ることができ、貴重な経験となりました。
実務面に関しては、仕事の基礎を学ぶことができました。ニュースレター発行に携わっていた際は、他の担当業務との兼ね合いで仕事量が多くかなり苦労しましたが、こうして業務を行う中で段々と効率的に仕事を行う方法を見つけることができました。実現可能なタイムスケジュールを立てること、業務に優先順位をつけること、そして業務の進捗を必ず内部で共有することの重要性を、日々の業務を通して痛感しました。今回得た経験を、今後社会人になっても生かしていきたいです。
JCCPでのインターンを考えている方へ
平和構築・紛争予防の分野に興味がある方は是非JCCPのインターンに応募してみてください。日本で唯一紛争予防に特化したJCCPでインターン生として働くことで、将来にとって貴重な経験となるはずです。日々の業務や研修を通して平和構築・紛争予防に関する知識、NGOの動き等を学ぶことができる他、JCCPは職員さんとインターンの距離が近いこともあり、今後の将来を考える上でも貴重な機会になると思います。私自身、職員さんに進路やキャリア形成について相談することができ、非常に有意義な時間となりました。6ヶ月間という短い期間ではありますが、積極的な姿勢で学ぼうと思えば、多くを得られるではないかと思います。