シリア難民支援:ジェンダーに基づく暴力を防ぐため、UN Women (国連女性機関)との共同事業を開始しました

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REALsからのお知らせ

シリア難民支援:ジェンダーに基づく暴力を防ぐため、UN Women (国連女性機関)との共同事業を開始しました

トルコで、ジェンダーに基づく暴力(GBV)にの問題に取り組む現地NGOの能力強化事業を開始しました。

UN Womenはトルコ国内で、シリア難民とその受け入れ地域のトルコ人女性・女児の社会的安定と経済支援に取り組んでいます。REALsはこの取り組みの一環として、現地の女性団体など4団体に対し、GBVに関する能力強化を実施します。

トルコは、世界最大の約360万人のシリア難民の受け入れ国です。REALsは2015年よりトルコでシリア難民支援を行っています。ジェンダーに基づく暴力は難民の直面する深刻な問題の一つです。特に今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、ロックダウンにより家庭内暴力からの逃げ場がなくなるなど問題が一層悪化しています。さらに、今年10月30日にトルコ南部で発生した地震および津波により多くの被災者が発生したことで、ジェンダー視点を取り入れた被災地支援のニーズも生じています。

REALsは、新型コロナがジェンダーに基づく暴力におよぼす影響への対応を含め、次の5つのテーマで現地の課題調査を行ったうえで研修カリキュラムを策定し、現地の支援団体への研修を行います:①GBVの原因、②国際・国内法制度、③GBVの予防とPSEAH(性的搾取・虐待、性的 ハラスメントからの保護)、④GBVに関するトルコ政府・地方行政の制度、⑤自然災害時の被災対応におけるジェンダー視点の導入。

事業は来年3月までを予定しています。

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