パレスチナ・ガザで取り組む「命をつなぎ、平和をつくる」活動について
2023年10月7日のハマスによる越境攻撃を皮切りに、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの大規模な無差別攻撃が始まりました。
戦闘の開始から1年以上が過ぎるいま、ガザでの死者は少なくとも4万人を超え*1、ガザ住民のほぼ全員が空爆や銃撃に家を追われて避難を余儀なくされています。
REALsはガザで命をつなぎ平和をつくる取り組みを行っています。
REALsの活動
命をつなぐ
食料支援
国境封鎖、またインフラや物流網の破壊により、ガザでは人口の91%が深刻な食料不足に直面しており*2、2歳以下の子どもたちの3人に1人は危機的な栄養失調に陥っています*3。
REALsは紛争に追い詰められ、生き延びるために緊急の支援を必要とする人々に、お米や豆、油や野菜などの食料を届けています。
REALsの活動
平和をつくる
市民団体・女性団体・若者団体の能力強化とネットワークの構築
ガザではいまこの瞬間も、現地の女性団体や若者団体などの市民団体が自分たちができうる最大限の活動を続け、自分たちの声が世界に届き、平和のために連帯して行動を起こす人々がアクションを起こし、状況が変わることを信じています。
REALsはガザのそうした団体の人材育成や組織能力の強化を行い、日本はじめ各国の市民団体や国際機関とのネットワーク構築を行います。
市民団体・女性団体・若者団体など市民社会の代表が参加した和平プロセスは失敗率が64%下がることが明らかになっています。
紛争解決において市民社会は、政府などハイレベルでの取り組みとは別の視点から打開策を生み出したり、交渉が行き詰まったときの橋渡し役になったり、和平プロセスに民意が反映されるよう市民の声を届けたり、幅広い役割を果たします。
REALsは中東・アフリカ・アジアの各国で、現地で生きる人や組織と連携し、危機にさらされた命を守り、平和への糸口をつくる活動を続けてきました。
REALsのガザでの活動にも、応援をどうぞよろしくお願いいたします。
※1. 2024年9月、UNFPA(国連人口基金)
※2. 2024年10月、WFP(国連世界食糧計画)
※3. 2024年5月、WFP(国連世界食糧計画)