[終了]5/30(月)19:00-19:45【活動説明会】「当事者とともに、争い予防の選択肢をつくる~トルコ~」
こんにちは。認定NPO法人REALs(Reach Alternatives)広報担当の阿部です。
「争いの当事者とともに、問題解決へのリアルな選択肢をつくり、実行する。」
REALsは「紛争・テロ・社会的な暴力を防ぎ、乗り越え、共存できる社会」の実現を目指し、争い予防の活動に取り組んできました。現在はトルコ、シリア、ケニア、ソマリア、南スーダン、アフガニスタンで支援活動を行っています。
活動説明会では、REALsの活動を貫くビジョン・ミッションや活動ポリシー、そして事例に基づいた具体的な争い予防の活動についてお伝えしています。
今回は、トルコに避難したシリア難民が、言語も社会的慣習も違う新たな社会で一から生活を再建し、得られる権利を享受しながら安定・安心した生活を送れるようになることを目指した支援の事例を取り上げてご紹介します。
今回のイベントではトルコ駐在員松本が登壇し、現地での実際の支援活動の様子をお伝えします。
30分+Q&Aと時間も短めの開催ですので、どうぞお気軽にご参加ください!
イベント概要・申し込み
当事者とともに、争い予防の選択肢をつくる(活動説明会)
~シリア難民の現地コミュニティへの社会統合を促進し、双方が共存する社会を目指して~
【日時】2022年5月30 日(月)19:00~19:45
【参加費】無料
【開催方法】Zoom お申込みいただいた方にご参加用URLをお送りいたします
【内容】
・REALsの紹介:争い予防のNGOとは?
・トルコ事例:法律相談サポートを通じた医療や法的保護を享受するための一時保護ID取得の支援
・REALsの最新の活動
・質疑応答
【発表者】広報担当 山下尚子 / トルコ事務所駐在員 松本善之
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※本イベントは終了しました
長期化するシリア難民の避難生活、感染症拡大に伴い性・ジェンダーに根差した暴力の深刻化も
シリア・アレッポから徒歩でトルコに避難して、難民保護申請のための行政手続きがわからない
目の病気なのに、トルコ語が出来ず、経済的にも困窮しているので眼科に行けない
シリアの民兵組織をなんとか逃れてトルコに着いたが、安心して暮らせる家がない
2011年のシリア危機発生から10年以上が経過し、現在、少なくとも367万人*以上のシリア難民がトルコで生活を送っています。
*トルコ内務省移民管理局調べ
シリアから逃れトルコでの避難生活が長期化するにつれて、シリア難民が抱える悩みや課題も多様なものとなっています。一方で支援機関や適切な情報の不足、言葉の壁等により、行政登録や医療、教育などの公共・市民サービスを十分利用することができず、日頃直面する問題や課題を自身で改善・解決できずにいる難民が多く取り残されています。
また、新型コロナウイルスの感染拡大により失業・収入減が発生し、ストレスや鬱が増加、また昨年末のトルコリラ暴落や最近のウクライナ危機は生活費の高騰を招き、シリア難民の厳しい生活にさらに追い打ちをかけています。
さらに、経済的困窮やストレスの増加は生計手段としての児童婚や、家庭内不和・家庭内暴力などの性・ジェンダーに根差した暴力の増加にもつながっています。
シリア難民の流入により人口構成が大きく変わっているトルコにおいて、シリア難民がトルコで得られる権利を享受しながら安心して生活を送れるようになり、現地コミュニティへの社会統合が進むことは、シリア難民と現地コミュニティが共存していける社会への第一歩です。
それを踏まえREALs は、シリア難民が行政・市民サービスや必要な支援にアクセスできるよう、法律相談や権利・法律セミナー、トルコ語通訳支援を提供し、また紛争経験や厳しい日々の生活から心理社会的な課題を抱える難民への心のケアや、性・ジェンダーに根差した暴力の被害を予防するための啓発活動などの支援を提供することで、シリア難民が安定かつ安心して生活できるようになり、現地コミュニティ住民と共存していける基盤づくりを支援します。
現在では共存を目指すステップとして、シリア難民一人ひとりが抱える課題や問題を把握し、必要な情報や支援を提供する個別支援と、性・ジェンダーに根差した暴力の予防活動を行っています。
詳細はイベントにてご覧ください!
通訳サポートの様子
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