政権崩壊後、新たな心のケアのニーズ
昨年12月の政権崩壊により、活動地において空爆などの直接的な危険は減少しましたが、避難生活を送る人たちが直面している新たな課題が分かってきています。
避難民キャンプから元々住んでいたところに帰還する人の移動も確認されており、REALsの活動するキャンプでも調査を行いました。
多くの人が元々暮らしていた住居を破壊されており、街のインフラや経済活動、教育を受けられるかなどが壊滅的な状況のため、REALsの活動キャンプでは96%の人が地元に帰ることができず、避難生活を継続することになりました。
多くの人が元々暮らしていた住居を破壊されており、街のインフラや経済活動、教育を受けられるかなどが壊滅的な状況のため、REALsの活動キャンプでは96%の人が地元に帰ることができず、避難生活を継続することになりました。
長年帰還を夢見てきた自宅が粉々に破壊されていることを目の当たりにしたり、「どこかで捕まっているだろう」と信じていた行方不明の家族が何週間経っても帰ってこないのでもう生きてはいないことを悟ったり、直接的な危険が止んでも依然シリアの人々は過酷な現実に直面しています。
政権崩壊後のいまも新たに生成されている紛争による深い傷をケアし、シリアの人々がこれからの未来を描いていけるように、活動を行っていきます。
粘土を使って今の気持ちや自分を幸せにするものを表現することで、自身のトラウマを和らげていくワークショップ
※この活動はジャパン・プラットフォームによる助成と、皆様からのご寄付により実現しています。