【シリア北西部】紛争、トルコ・シリア大地震|支援の手から取り残された被災者への現金給付

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活動レポート

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【シリア北西部】紛争、トルコ・シリア大地震|支援の手から取り残された被災者への現金給付

シリア危機の勃発から13年。

 

シリア北西の地域には、爆撃や迫害を逃れて元々住んでいた場所を離れた人が多く暮らしており、人口に占める避難民の割合は約6割、455万人中287万人に及びます。

 

そうしたなかで昨年2月、トルコ・シリア大地震が発生。

シリア北西部の死傷者は15,000人近くに上り、10万人が避難を余儀なくされました。

 

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銃撃戦の後が残る民家。被災により壁面に亀裂が走る

 

大規模な被害に対して支援は行き届いておらず、特に男性よりも就労の機会がない女性が世帯主の家庭は、被災からの生活再建に向けた糸口もない状況に置かれています。

 

REALsは202312月から2024年3月の4カ月間、女性はじめ高齢者や障がい者の世帯など、生活再建に困難を抱えつつも支援を受けられていない356世帯(約1,750人)に現金給付支援を行いました。

 

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被災地のなかでも紛争の前線に近く情勢が不安定な地域に支援が不足しており、今回の活動ではそうした地域を周り被災した人たちへの支援を届けました

 

寒い時期の支援だったため、現金を受け取った人たちが最も購入していたのは、ガソリンや木材などの料理をしたり暖を取ったりするための燃料でした。二番目に購入されていたのは缶詰や油、シリアルなどの加工食品であり、野菜やお肉、果物などの食べ物が三番目に続きます。

 

医療薬や赤ちゃん用のおむつ、軟膏などを買った世帯もあり、現金での配布としたことで各世帯がそれぞれに選んで必要なものを購入できたことが分かっています。

 

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後日の調査で受け取った現金の使い道や支援に関連して困ったことがなかったかなどを確認する

 

4カ月間の現金給付で生活が支えられたことにより、支援を受け取った人の90%以上が被災後抱えていたストレスが軽減され、生活状況が格段に良くなったと回答しています。

 

紛争と被災、またそのなかで特に厳しい状況に置かれる人がいる状況のなかで、取り残される人を出さずにシリア北西部の人たちが安心して過ごせる日常を目指していけるよう、活動を続けていきます。

 

※この事業はジャパン・プラットフォームの助成とREALsへのご寄付により実施しました。

 

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