南スーダン | 小さな争いを大きな紛争にしないために――南スーダンで育つ対立を対話へと紡ぐ力

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南スーダン | 小さな争いを大きな紛争にしないために――南スーダンで育つ対立を対話へと紡ぐ力

 

南スーダンのマンガテン国内避難民キャンプでは、和平プロセスの停滞により政情不安のなか、先の見えない避難生活を強いられ、将来への展望を描くことが難しい環境です。不安感や失望感が押し寄せる生活のなか、ささいな誤解や感情の行き違いが時に民族全体を巻き込む大きな対立へと発展してしまうことも少なくありません。  

このマンガテン国内避難民キャンプへと避難してきた女性マーサも、家族や近隣住民との間で頻繁に起こる対立や争いに悩んだ末、リアルズが行う紛争解決と平和的対話を学ぶ住民向けセッションに参加しました。 
 
「セッションに参加する前は、家族の中で争いが起きたとき、どう関わればよいのか分からず、私自身も感情に流されてしまうことがありました。対立や争いの背景を整理する方法や、相手の話を丁寧に聞きながら対話を促す技術を学んだことで、今では自信を持って状況に向き合えるようになりました」とマーサは語ります。  

 

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その学びが活かされたのが、隣人同士の対立が民族などを分断する争いへと発展しかけた場面でした。きっかけは子どものけんか。ですが、南スーダンではこどものけんかが親同士の争いの原因となり死亡事件につながることが珍しくありません。ある子どもが別の子にけがをさせたことから、双方の親が一触即発となった場面にマーサは出くわしました。 
 
かつてはどうしていいか分からず見て見ぬふりをしていたマーサ。でも、小さな争いが民族間の大きな争いに発展することを学んだ彼女は、すぐに声をかけ、「一度立ち止まって話を聞いてほしい」と丁寧に促しました。「子ども同士は仲直りすればすぐにまた遊べる。でも、大人同士の敵意は長く続き、コミュニティ全体の不和につながりうる」と相手の怒りをしずめる手法を用いながら伝えました。そうして、両者を落ち着かせ、最終的には穏やかな解決に導くことができました。「避難生活で大人も子供も不安な日々だからこそ、冷静に話し合う力を持つことが大切だと実感しました」とマーサ。彼女は今、地域の中で“平和をつくる一人”となっています。  
 
皆さまのご支援は、日々の不安と向き合う人々に「対立ではなく対話」という選択肢を届け、小さな争いの種を、平和の芽へと変えていく力となっています。 
 
この支援は、皆さまのご寄付とジャパン・プラットフォームの助成金により実現しています。引き続き、リアルズの活動へのご支援を、お願い申し上げます。   

 

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