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IPSTC:PKO訓練センター支援、文民の保護コースへの講師派遣
JCCPは、ケニアの首都ナイロビにある国際平和支援研修センター(IPSTC)を2010年から支援しています。2014年9月29日から10月10日にかけて、IPSTCでは東アフリカの平和構築に関わる人材を対象に「文民の保護研修」が行われました。JCCPは、本研修に講師として参加した林秀樹 1等海佐の派遣を支援しました。
林1等海佐は、防衛省国際平和協力センターにて教育・研究室長を務められています。IPSTCの研修では「海上作戦と文民の保護」というテーマで10月7日に講義を行いました。講義は、ケニア、エチオピア、ルワンダ等10か国から来た警察、軍人、文民の参加者27名(内、女性10名)と密接にコミュニケーションを取りながら進められました。
海賊に対処するための枠組みを定めた国連海洋法条約や国際人道法の理論と、現場における文民の保護に関しての話に、参加者は熱心に聞き入りました。
講義の間には質疑応答を何度か挟み、参加者からは、海賊船の識別方法や文民の人権が侵害されている際に実施できる保護の方法について等、積極的に質問がされました。
◆防衛省国際平和協力センター:http://www.mod.go.jp/js/jsc/jpc/
※この事業は、JCCP会員や寄付者の皆様からのご支援と、国連開発計画(UNDP)と国際平和支援研修センター(IPSTC)からの委託により実施しています。