- 争い予防
- ケニア
REALsの紛争管理研修
REALsは、ケニアやソマリアをはじめとする東アフリカ地域で、紛争管理に関する研修を実施しています。研修対象は、現地社会で紛争管理に影響力を持つ長老や行政・治安関係者をはじめ、現地NGOの職員や、女性や若者も含まれています。
REALsが最近実施した紛争管理に関する研修例 |
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ソマリア |
ボサソ |
2012年5月 |
紛争管理(基礎) |
ケニア |
ナイロビ |
2012年10月 |
仲介・調停・問題解決(導入) |
ケニア |
ナイロビ |
2012年10月 |
早期警戒研修 |
ケニア |
ナイロビ |
2012年11月 |
仲介・調停・問題解決(実践) |
ソマリア |
ガロウェ |
2013年1月 |
紛争管理(基礎) |
ソマリア |
ガロウェ |
2013年5月 |
紛争管理(応用) |
ケニア |
ナイロビ |
2013年7月 |
早期警戒・早期対応研修 |
1.ローカライズした教材で知的好奇心を刺激
地語及び英語で作成されます。紛争にまつわる現地の格言やことわざを題材に取り入れたり、研修対象者の識字レベルに合わせて写真やイラストを多用したり、なじみのある動物を使った診断チャートを紹介して紛争解決スタイルを自己診断させたり、知的好奇心を刺激する工夫がされています。
2.内部専門家の活用と育成
REALsでは、専門性の高い邦人職員を研修講師として積極的に活用しています。一部の優秀な現地職員には研修の企画・実施を邦人講師のそばで補佐させながら研修技術を習得させ、内部の人材育成をすすめています。現在、紛争管理をはじめ、仲介・調停・問題解決、早期警戒・早期対応、モニタリング評価、ジェンダーなどの分野では、REALs職員みずからが講師として研修を実施しています。
3.紛争予防に重点
REALsは、紛争分析ツールや紛争解決アプローチなど、便利なツールを研修対象者に紹介したうえでその使い方を演習形式で学んでもらい、日々の紛争管理に役立ててもらうことを目指しています。ただし、何よりも重要なのは紛争を予防することです。そのために、研修をとおして個人に知識やスキルを習得してもらうだけでなく、現地政府への政策形成支援を通して紛争管理のシステム構築やプロセス改善などに努め、啓発を通して社会全体の認識や行動習慣を変えていく活動を並行して行っています。