認定NPO法人REALs(リアルズ:旧日本紛争予防センター)は争いを予防し、人と人が共存できる社会をつくる国際NGO。ご寄付は寄付金控除の対象になります。

REALsからのお知らせ

【冬募金のお願い】Illuminate Tomorrow ともに生きる明日を照らそう。

「争いや対立が身の回りであっても、間に立って仲裁するなんて以前は考えもしませんでした。

 

でもREALsのプロジェクトに参加してから、落ち着いた態度で人に接して、なにか問題があったときも相手に寄り添いながら解決策を提案することを身に着けました。


今の私は、周りの人たちが悩んでいれば相談にのって、対立があれば解決に向けて行動することができます。」

―パスカ(南スーダン、ウェイ・ステーション国内避難民キャンプ、女性)


2011年の独立後も紛争が続く南スーダン。

REALsは国内避難民キャンプで、争い予防を担える人材を育成しています。

 

言い争う集団、不審者、叫び声…そうした争いの予兆に気付いて、火種が大きくなる前に対応できる人を現地で育てる。育成された人々が、地域の警察や行政とも連携し、争い予防のしくみをつくる。

 

そうすることで、人の尊厳や命、未来の希望をも奪う争いが、起こる前に防げる社会を目指しています。

紛争やテロなどの争いを防ぐことで、
ひとりひとりが人生で選べる道を増やしていく

すべての人に、自分の生活や人生を、自分で選ぶ権利があります。
しかし紛争地では、その権利を行使することは限りなく困難で、ほとんど不可能な場合もあります。

REALsは、紛争地であってもひとりひとりがより多くの選択肢から生活や人生を進めていけるように、争い予防の活動をしています。

REALsの専門領域は5つ。それぞれのフィールドで新たな選択肢を自分と社会に築くため、踏み出した現地の人たちがいます。

争い予防

相談相手もいないまま貧困や差別に追い詰められた人がテロ組織や過激思想に惹かれることを防ぐために、心のケアの担い手になったケニアの若者。REALsの研修を修了したあと活動を発展させていくために、テロ組織からの帰還者や勧誘にあった人を支援する現地団体を立ち上げました。

共存

避難民キャンプとその周辺地域の住民が対立している地区で、REALsの共同清掃のしくみづくりに参加する住民たち。共通の課題である衛生問題の解決を起点に、争いではなく共存を目指しています。今まで対立していた相手と挨拶をかわし、ともに作業に取り組むなかで、互いに合意できることを増やし、協力することで地域全体の問題解決を実践しています。

心のケア・ジェンダー

紛争や避難、失業を夫婦で経験するなか、激しい家庭内暴力を受けて自殺願望を抱えていたシリアの女性。REALsの心のケアを通じて、自らに起こったことを落ち着いて捉えなおせるようになりました。その後REALsのセッションでジェンダーに根差した暴力について知り、今は児童婚が生むリスクを周りの少女や家族たちに伝え、自らや家族を守る行動を取ることができる方法を広める役割を担っています。

緊急支援

難民としての公的な申請手続きを行うことができず、トルコから強制送還される寸前だったシリア難民の3兄弟。REALsの法律相談を利用してトルコの人道的滞在許可を取得することができ、今は家族で新たな生活再建に奮闘しています。

脅迫を受けて、アフガニスタンでは命の危険に怯えながら隠れ家での生活を余儀なくされていた家族。REALsの退避支援によりて安全な第3国での受け入れが決まり、子どもたちもまた学校に通い学ぶことができるようになりました。


2023年、ともに生きる明日へ。
争いを予防できる世界へ。

皆さまのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

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駐在員メッセージ

シリアの人たちと、ともに克服していく

私が駐在するトルコでは、シリア紛争の影響で、2022年時点で365万人以上のシリアの人たちが避難生活を送っています。REALsが活動するメルスィン県では、実に9人中1人がシリア難民という状況です。

 

それだけ同じ出身の人がいて、紛争のぼっ発から11年が経っていることを考えると、「シリア難民の生活は安定してきているのでは?」とイメージされるかもしれません。しかし、現地で感じることは、避難生活が長期化するなか支援の手が届かず、失った生活基盤をいまだに再建することができず、困窮した生活を送っているシリア難民が多くいることです。

それでも、難民となったシリアの人たちは、家族や自分を守るため、この厳しい状況を自らで克服するため、必死の思いでREALsの相談所を訪れます。REALsはその思いに少しでも応えられるように、皆が持てる力を発揮して支援にあたっています。その支援の輪に、どうか多くの方に加わって頂けると幸いです。

松本 善之(トルコ代表、写真右手前)

駐在員メッセージ



ご寄付でできること

あなたのご支援で、たとえば以下の活動を実施することができます。

  • 500円で

    食料危機下のアフガニスタンで、現地の主食であるレンズ豆1か月分を7人家族に届ける

  • 3,000円で

    トルコで、ジェンダーに根差した暴力・予防の知識や緊急連絡先を広めるパンフレットを40部印刷する

  • 5,000円で

    紛争が続くシリアで、心の傷やトラウマを負った3人に心理カウンセリングを提供する

  • 10,000円で

    ケニアで性暴力や家庭内暴力などジェンダーに根差した暴力に遭った4人がグループセラピーに参加する

  • 50,000円で

    トルコで公的支援を得られずにいるシリア難民へ法律相談セミナーを15回開催し、120人の申請を助ける

  • 100,000円で

    南スーダンの避難民キャンプで2日間の研修を実施し、25人に争い予防の能力強化を行う



寄附金控除について

認定NPO法人であるREALsへのご寄付は、寄付金控除の対象となります。
REALsが発行する寄付金受領証明書(領収書)を確定申告にてご提出ください。

認定NPO法人へのご寄付の領収書は、普段のお買い物とは異なり、団体への入金日に基づいて発行となります。

クレジットカードでのご寄付の場合、お申込みから入金までに1か月ほどかかります。

そのため、12月中にクレジットカードでご寄付をいただいた場合は、2023年分の寄付金控除の対象となります。あらかじめご留意ください。

※銀行振込、郵便振替でのご寄付については、通常お申込み後1~2日で入金いたします。

認定NPO法人REALs (Reach Alternatives)とは

REALsは争い予防に取り組む認定NPO法人です。現在の活動地は、アフガニスタン、シリア、トルコ、南スーダン、ソマリア、ケニアです。REALsは紛争やテロなどの争いを防ぎ、人と人が共存できる社会の実現を目指しています。争いの当事者となった人たちが、主体的に問題の予防や解決に取り組んでいけるように、REALsは現地での人材育成や争い予防のしくみづくり、社会のネットワーク構築などを行っています。

争い予防の仲間になりませんか?

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現地の人々の未来を作るとても大きな力となります。

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